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生命保険会社が倒産したら(つぶれたら)どうなるの?

生命保険のような何十年も長い契約をするものは、途中でどんなことが起きるかわかりません。
生命保険会社が倒産した場合は加入している保険は一体どうなってしまうのでしょうか

 

世の中の経済の流れによっては、たとえ大手の生命保険会社でも破たんする可能性はありますよね。
高い保険料をずっと払い込み続けても、そのような事態になったらお金は戻ってくるのでしょうか。
生命保険会社の倒産はできれば心配したくないことのひとつですが、万が一を想定して加入前にしっかり理解をしておきましょう。

 

生命保険会社の倒産なんてあるの?

生命保険会社は加入者からの保険料で運営を行っていますが、もちろん一般企業や製造業のように倒産することがあります。
主な原因では運用の失敗、不良債権などが多く最近では競争が激しい保険業界では、ハイリターンの商品を売りすぎて経営が悪くなる会社もあるようです。
加入者にとっては少しの保険料で大きな保障をしてもらうのが理想ですが、生命保険会社にすると倒産のリスクも多く、お得感をだしすぎて倒産に至る場合も少なくありません

 

また誰にも予想できない景気の悪化も保険会社にとっては大きな痛手になり、高リスクな保険が不況の時期に保険会社にダメージを与える結果になってしまいます。

 

生命保険契約者保護機構について

万が一加入している生命保険会社が倒産した場合は、「生命保険契約者保護機構」によって保険の契約は継続できます
日本国内で生命保険事業を行っている会社が加入しているものですが、倒産した後は破たんした生命保険会社の保険契約を引き継ぐかどうか、救済保険会社の有無によって継続の流れが異なります。

 

しかし今までの保険内容とは多少異なり変更もありますので、どのような点を注意したらよいか理解しておきましょう。

 

保険内容の変更点について

生命保険会社が倒産した場合は、どのような財政状況があるかにより契約内容は変更されてしまい、契約者にとって不利になることもあります

 

まず変更される可能性が高いものは予定利率と責任準備金が引き下げされる点です。
保障期間や契約期間が長いほど引き下げる金額も多くなりますので、契約者が将来的にもらえる金額は減ってしまいます。
倒産した保険会社の契約を引き継ぐ救済保険会社が現れた時は、法令に従い生命保険契約者保護機構が資金を援助を行います。

 

もし救済会社が現れない場合は、生命保険契約者保護機構の子会社にあたる承継保険会社が契約を引き継ぎます。
もしくは生命保険契約者保険機構自らが契約を引き継ぐ場合もあります。

 

先ほどの責任準備金や予定利率の引き下げは生命保険契約者保護機構が契約を引き継いだ場合に起こる可能性が大きくなります

 

実際の倒産例について

過去に大手の生命保険会社がいくつも破たんをしています
その一例として「大和生命」の倒産したケースを見てみましょう。
大和生命は2008年にハイリスクの保険運用が原因で倒産し、そのあと米国のジブラルタ生命の子会社化されています。

 

倒産後の保険契約の変更では終身年金保険で約80%も削減されたケースもありました。
他にも業界で初めての歯科医療保険を販売した日産保険の倒産では、予定利率の引き下げを始め、7年以内の解約では解約返戻金を最大15%削減するなど、保険契約者にとってはとても大きな痛手となった過去もあります。

 

加入前に生命保険会社を見極めること

生命保険は長い間保険料を支払いますので、加入者にとっては経済的な負担も多く、保険会社が倒産したら家計にのしかかるダメージはとても大きいですよね。
契約の引継ぎがされても、今までと全く同じ条件になるとも限りません

 

そこで保険契約をする時は倒産しそうな保険会社を見極めることが必要になります。
絶対に倒産しない会社というのは残念ながらありませんが、少しでもリスクをおさえるためには、決算情報などもチェックしておきましょう。

 

また企業の支払い能力を示す「ソルベンシーマージン比率」と呼ばれる数値があり、万が一の際の支払い余力を判断できます。
この数値が200以上であれば安全といわれていますので、保険会社を比較する時参考にしてみましょう。
比較的メジャーな生命保険会社は経営も安定していますので、初めて保険加入する場合はまず検討した方が安心ですよ。

 

保険契約をしている何十年もの長い間には、会社経営の流れも変わってくる可能性があります。
加入者が損をしない為には定期的な保険の見直しや、新規契約する際の保険会社の見極めがとても重要ですね。

 

しかし私達がいざ保険を選ぶとなるととても複雑な契約条件や内容があり、自分にピッタリの保険を選ぶのは難しい面もあります。
最近は人気の無料の保険相談窓口もありますので、満足できる生命保険を選ぶにはプロに相談することも大切です。

 

生命保険会社の倒産は過去にもいくつも例がありますので、加入する際には慎重に判断してくださいね。